違いを生む人

先日高校サッカーの決勝を見てきました。数年前本田圭介がいた、石川県代表の星稜高校vs富山県代表の富山第一高校

星稜は決勝までの4試合無失点。富山第一は5試合で13得点。まさに堅守対特攻

 

前半に星稜が2点とったものの、後半残り5分とラストワンプレイで富山第一が得点して延長戦に。さらに延長後半残り数分というところで富山第一が決勝点を決めて優勝。

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試合自体も本当に感動するものだった。星稜の方がフィジカルに優れていたため、富山第一は後半得点するまでほぼ何もできない状態だった。そんな中での逆転。毎年ドラマが生まれる高校サッカーだが、会場でそのドラマが見れてよかった。毎年いくことになりそう。

 

この試合で特に目立っていたのが、富山第一の左SB竹澤だった。フィールドには得点王のFW渡辺がいたにも関わらず。トリックプレー、スピード、パス、ビルドアップなど全ての面で圧倒的で、個人的にはフィールド上で一番上手かったと思う。彼がボールを持つと、富山第一はゴールに近づくチャンスが多かったため、ボールを持つと同時に会場がどよめいて、観客の期待が伝わるような雰囲気になっていた。 

 

その人がボールを持った瞬間、何か起きると期待が高まること。

こんな感覚が自分の高校時代のときにもあった。決して強くはなかったものの、県選抜の先輩が数人いて、彼らがボールをもった瞬間、何か期待してしまっていた。負けているとき、彼らがボールを持った瞬間、一気に展開が変わった。

 

富山第一の竹澤に感じたものは、まさに同じ感覚だった。

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自分もいつか同じように、変化を作れる人間になりたいと思う。

 

逆境のときに「この人なら何かしてくれる」そんな期待を任されて、そして本当に変化を生み出す。その人がいるだけでチームは諦めることを止めて、最後まで全力で走り抜く。そんな存在だけで周りを鼓舞していけるような存在になりたいと強く思った。

 

将来代表に入りそうな予感がする。どうなるだろうか。