4年間シェアハウスをして感じた3つの利点と1つの問い

4年前から人や場所を変えながらしています。 学生や社会人、時には外国人も含めて、多いときは10人と一緒に住んでいました。

その中で感じた3つの利点を紹介します。

 

1.人の繋がりが増える

平日朝から夜遅くまで働いていると、仕事以外の繋がりは作りづらくなります。休日も疲れていて、出歩こうさえと思わないこともあるかもしれません。 

現在6人の友人と住んでいますが、6人が別々の人生を歩み、それぞれ違った別の繋がりを持っています。彼らが友人を家に招いて平日の夜に泊まりにきたり、休日食事に来たりするため、自然と繋がりが増えていきます。

また経験上ですが、気の合う友人が連れてくる人もまた仲良くなれる可能性が高いです。

 

2.価値観の影響を受ける

  • 祖父が陸軍の大将だった 
  • 子どものころ、親に「1人で山から降りてこい」といわれてキャンプをしながら生活をしていた(もはやワンピースのような過去)
  • 人と話すことが苦手で、一念発起でナンパをして女性と話せるようになった

一風違った経歴を持つ人が多かったこともあり、些細な話でもものすごく刺激的でした。

自分にない視点や姿勢、言葉が常に得られる環境に身を置くことは、人間的な”厚み”にも繋がっていくのではないかと思っています。

 

3.新たな家族のようなもの

普通に生活をしていて、週に1回必ず会う人は何人いるでしょうか。おそらく会社の人で、いても大学時代の友人になるかと思います。一緒に住むと会社の人と同じか、休日を含めるとそれ以上に顔を合わせる人 になります。

しかし会社の人と大きく違うのは、相手との距離を計りながら生活する必要がない(生活できなくなるとも言えるかもしれません)。また仕事の話だけでなく趣味や恋愛、時に人生といった大きなことを話すこともあります。

 

このような環境のため、自分のことも相手のことも深く知る関係になります。その中で全員とはいかないかもしれませんが、新たな家族と呼べるほどの信頼性を持てる関係もできます。そんな背中を預けられるような人を作れる場の1つだと思っています。

 

1つの問い

ただし毎日顔を合わせるため、生活習慣や価値観が合わない人と住むとかなりのストレスになります。 例えば、全員で片付けしている際にゲームをしている。家事を分担したにも関わらず、一切やらずに部屋の中を荒らしていく。

仕事で疲れていたら、どれだけ苦痛になるか想像できるかと思います。

 

そこで自分が誰と住むか決める際の1つの判断軸として、

 ”一緒に旅に行けるか”

があると考えています。 この問いをされた瞬間に感じた感情が、ポジティブかネガティブか。

おおよそこの感覚は外れていないと思うので、友人とのシェアハウスを考えている人は、一度自分に問いかけてみると良いかもしれません。

 

最後に、シェアハウスをしていてまさにと感じた言葉を紹介します。

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人間が変わる方法は3つしかない。

・1つは時間配分を変える。

・2番目は住む場所を変える。

・3番目は付き合う人を変える。

この3つの要素でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは、『決意を新たにする』ことだ。

行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない

大前研一

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